経営者に必要なソフト視点

経営者はソフト視点をもつことが一番重要。

 

ハード視点とソフト視点

 

・ハード視点
→目に見えるもので判断する。

・ソフト視点
→目に見えないものも想像する。

 

例えば、

・ある人に1枚の絵を数秒だけ見せました。絵の横には絵の題名の説明が記載されております。

 

大半の人は、絵の説明を見て、時間が終わり、どういうことか全くわからないまま終わりました。

しかし一方で、子供に絵を見せれば、ずっと絵の方を見て、子供はこうこうこうと答えました。

 

・なにが違うのか??

子供は目に見えたものから、こうなるだろうと想像して、自分でストーリーを作成した。

単純に絵を見るだけではなく、絵の過去や未来を想像する力が子供にはある。

 

この力、スキルが経営者には必要。

 

大人になると現実を見すぎてしまうので、目に見えないものを想像することができなくなっている。

→これがハード視点。

 

・ハード視点の経営者が多いため、倒産する企業が増えている。

なので、経営者はソフト視点(目の前のものから、何かこうなるだろうと想像して、自分でストーリーを作成すること)が重要になる。

 

次に、ハード視点での失敗事例を2つ紹介致します。

 

ラムネの例

 

・ある日、瓶のラムネが売れなくなってしまった。

→スプライトや他の清涼飲料が出てきたため。
これを打破し、ラムネの売り上げをあげようと、ペットボトル(他の清涼飲料と同じよう)にしました。

しかし、まったく売れませんでした。

 

・なぜでしょうか??

→ラムネのサラリーマンたちはラムネの売り方をわかっていなかった。

 

どうゆうことかというと、

ラムネに求めているものは懐かしさ体験であって、他の清涼飲料と同じであれば、ラムネを買う意味がなくなってしまう。

ラムネがお客様に与えているものは、体験であって、ペットボトルなどの手軽さなどではない。

 

売り方をわかっていないとこういったラムネと同じことになる。

 

要は、あなたがお客様に売っているものは、何かを改めて考える。

 

マクドの例

 

・世の中のお客様がヘルシー思考になり、マクドもヘルシーが売れると思い、サラダマックという商品を売り出した。

→結果、全く売れなかった。

・なぜ??

→お客様がマクドに求めているものは、ヘルシーな料理ではない。

すべてハード視点だから、こういう結果になってしまった。

 

お客様がマクドに求めているものは、ジャンキーな食事であって、お客様が求めていないもの(ヘルシー料理)を売ることは間違っている。

 

次にソフト視点での成功事例を見ていましょう。

 

マクドとスタバのコーヒーのテイストチェック

 

・マクドとスタバのコーヒーを同じ器に注ぎ、どちらが美味しいか、テイストチェックをした。

→結果、マクドのコーヒーのほうが、美味しいと答えた人が多かった。

しかし、スタバは平然としている。

 

なぜだろうか?

→スタバは自分達の売り物が何かわかっているから。

スタバはコーヒーの味を売っていない。

→売っているのは、空間。

家でも職場でもないサードプレイスを売っているので、マクドに味を負けようが、改善しようとはしない。

スタバ自身、お客様に売っているものをわかっているから。

 

あなたは何を売っていますか?

 

カスタマージャーニーを見ていますか?

→カスタマージャーニーとは、ペルソナ(架空の人物)の動き(行動・思考・感情)を時系列で見える化したもの。

要は、お客様の購入するまでのプロセスです。

 

行動と心理を1つ1つのコマで書いていく!

 

例えば、美容院でカスタマージャーニーを書く。

美容院はただ単に髪を切る場所でしょうか?

髪を切った後、お客様は何をしているでしょうか?

→写真、自撮りをしている。

 

優越感を買っているわけであって、ただ単に髪を切っているわけではない。
(ただ単に髪を切るだけではQBハウスなどの格安美容院でOK)

だったら、美容院にフォトスタジオなどを設置すれば、お客様も増えるのではないか?

 

体験を売ることがカスタマージャーニーで1番必要。

 

お前の売りはなにだ?

 

→これに答えられる人は少ない。

これに答えられるように、自分が何を売っているか、もう一度改めて考えてみてください。

 

僕も実際何を売っているか、答えられませんでした。

ただ、僕は商品だけではなく、自分自身を売りたいと思いました。

 

そのためには、

・日常から、多くの情報を取得する。

・インプットしたことを忘れないために、アウトプットとして、ブログを更新する。

 

僕もまだまだ勉強中ですが、お前は何を売っているのか?

これを答えられるために、日々勉強しております。

自分が何を売っているか、改めて考えて見ましょう。

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